私は兄嫁…

貴和子・二十四歳の独白

著者: 鳴海英介

本販売日:2000/06/23

電子版配信日:2009/09/25

本定価:545円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-0972-9

隆くんが見ている……夫の下で悶える私の痴態を!
夫婦の寝室に侵入した少年の視線が貴和子を変えた。
欲深な本性が目覚め、淫らな罠がはりめぐらされる。
扉を開けて入浴、スリップ姿で昼寝、見せつける自慰。
思惑通り獣と化した義弟で、肉欲を満たす淫らな兄嫁。
エスカレートしていく行為は、もう過ちとは呼べない。

登場人物

きわこ(24歳)兄嫁

本編の一部を立読み

「あはっ、ああっ、駄目です、許してぇ!」
何度か大きな声を張りあげたのも、肉びらやクリトリスが熱く充血して、ビンビン響きだしたからだけではない。
私は階下の隆くんを求めるように、泣きさけぶような喘ぎを張りあげた。あの子を、夫婦の寝室に呼びよせたい。夫によって辱しめを受け、破廉恥な格好でいたぶられている貴和子を見られたい。
こんな常軌を逸した願望がリアルなものとなったのは、いつからだったろうか? 両脚を大きく開かれた格好で指責めに遭い、朦朧としていくなかで、私はふいにドアの隙間から覗くギラギラしたまなざしを見いだした。喘ぎながらも、視線の力に意識が吸いよせられる。初めてセックスを覗かれて高揚した晩のように、いや、それ以上にいびつな性行為に我れを忘れて、悶絶しそうな快感に酔った。
嫉妬に狂った隆くんの目が、実兄の背中に突きささる。恥ずかしい女の部分はロープで脚を固定されることによって、隠しようもなく開ききっていた。ただでさえ敏感な恥肉を露出され、私は潮を噴きそうになっている。延々とつづくいたぶりを受けて、罪深い裸身を震わせているのだ。
「ああっ、くうっ、おかしくなるっ……もう堪忍、か、ん、にんしてぇ」
ヴァギナのなかで指を弾かれつつ、クリトリスをしつこく震わされる。プルプルッと太腿が痙攣したふうになり、私はそのまま絶頂に達してしまいそうになった。サディスティックに責められる様子を、隆くんによって一部始終覗かれているという実感に、とんでもなく興奮させられた。
爛れた淫声をあげて、ベッド上でのたうつ。辱しめられている姿を、もっともっと見られたい。勃起したおマメをいたぶられ、恥ずかしい姿態にさせられていくのを、少年の目に徹底的に見られたい。
「ああっ、ああっ!」
怨念に憑かれた夫の指が、柔らかい花弁を滑らかに出入りするにつれ、卑猥な喘ぎが唇をついて出た。指の刺激に悶えるとともに、凌辱の現場を見られる高揚がピークとなって、感覚の限界に向けて身を投げだすしかない。
なだらかな二山の乳房が、波打つように揺れている。限界が近づいていた。許しを乞う言葉をうわごとじみて発したあげく、「イキそう、イキそう……」と泡を噴いたようになりながら口走った。
仁王さながらに勃起を握りしめた夫が、剥きだしの秘肉の中央にいきり勃った肉棒を埋めこんでくる。
「ひっ、ひいっ!」
その瞬間、私の背中は海老反りになった。いたぶられたあげく貫かれるのを、ドアの隙間から隆くんに覗かれている。そのことを、充分に承知していた。縛られた脚を無念そうにもがきたててはいたが、こんなふうに犯される興奮で別人のように悩ましくなっていた。
「くっ、ううっ、壊れちゃうぅ!」
もう、隆くんの目を確認する余裕もない。妻の肉を弄ぶように、量感たっぷりの肉棒をグラインドさせてくる夫の動きに翻弄される。私は泣きむせぶような声をあげて、屈折した快感のなかに投げだされた。
それでも、快感に翻弄される裸身は、隆くんの視線に捧げられていた。脚を左右に大きく割られ、縛りつけられた状態で、夫のモノを受けいれている! その姿を見られているのだ。そんな思いに取りつかれ、はしたないほど腰が振れてしまう。

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