本販売日:1989/11/23
電子版配信日:2009/07/31
本定価:535円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-0280-5
恋人の親友に弱みを握られた日を境に、
理江の人生は百八十度変わった。
イラマチオ、緊縛、媚薬責めの連続に、
理江の身も心もボロボロに……。
それでいて、眠っていた魔性の血が、
20歳の理江の女体を妖しく輝かせはじめた……。
りえ(20歳)女子大生
ゆうこ(28歳)人妻
まりこ(26歳)女優・アイドル
本編の一部を立読み
「ここで一発抜かなきゃ、みんなの前でファックしちゃうぜ。俺、マジだからよ」
飯守ならやりかねなかった。本当に海岸で挑んでくるだろう。その異常性欲ぶりは骨身にしみている。
「オラア! 他の舟が近づかねえうちにペロペロしろ」
「…………」
「まだわからねえのか、この阿女!」
「は、はい」
怒鳴りつけられ、理江はあわてて男の股間へ顔を寄せた。
折檻とも調教ともつかぬセックスを何度も強要されるうち、奴隷の習性が身についてしまったのだ。
絶倫特有の強いホルモン臭がムッと鼻をついた。しかしその不潔な匂いにもすっかり馴らされている。いや今ではそれを嗅ぐと秘肉が潤むほどだ。
垂れかかる髪を後ろへ払い、ひときわポウッと頬を上気させ、唇を寄せた。唾液をたっぷりのせた舌腹が、前へ押しだされる。「ウフン」と鼻を鳴らし、ごつごつと凶悪に節くれ立った肉棒の裏側へ、ペロリペロリ、甘くそして優しく舌を走らせる。
「へへへ。いいぜ、理江」
深い快楽に、飯守の口もとがほころんだ。
美しい黒髪を振りふり奉仕にふける女心の意地らしさよ。それに、情熱的に舐めしゃぶるたび、チューブ・ブラにきつく緊めつけられた見事な双乳がたぷたぷ揺れる。純白の布地の悩ましさもあいまって、飯守の嗜虐の官能はジンと痺れるのだ。
「後でたっぷりマ×コに刺してやるからなあ、理江。吉沢の耳に届くくらい、派手にヨガるんだぜ」
「ア、アアン……ウフン」
理江の彫りの深い美貌がさらに朱く染まった。
根元から先端へ、唾液をまぶして何度もなぞりあがると、頼もしげに怒張を見つめ、今度は指をからめてゆっくりしごく。そうしながら、毛むくじゃらの陰毛もいとわず、下腹から鼠蹊部へも、ペロペロと粘っこく舌を走らせてゆく。
ねっとり情感のこもったフェラチオに、飯守は舌を巻いた。最初あれほどいやがったのに、今ではしゃぶりながら自分も官能を溶かし、楽しんでいるふうなのだ。そしてその指づかい、舌さばきもぐんぐん日ましに上達する感じだった。