本販売日:2014/09/22
電子版配信日:2015/01/23
本定価:713円(税込)
電子版定価:770円(税込)
ISBN:978-4-8296-4031-9
紺色スーツ越しにもわかる豊麗な胸、成熟した腰つき……
男の目を釘付けにする熟女ママは生保レディ(38)。
息子を虜にする同僚の生保レディ(25)がきっかけで、
必死に抑えこんでいた男と女の感情が解き放たれていき……
母性を狂わせる志津香、瑞々しい色香を放つ愛実――
二人の「働く女」が淫らな炎を燃やす、危険な三角関係!
●もくじ
第一章 紺色スーツにむっちり美臀
ママは38歳の生保レディ
第二章 Dカップ超でリードされ
「初めて」は年上お姉さんと
第三章 息もできない秘密の蜜戯
バスルームの甘いサプライズ
第四章 美身を狙うワケあり契約
世界でいちばん危険なホテル
第五章 二人のキャリアウーマン
休日の生保レディはこんなに淫ら
エピローグ
しづか(38歳)キャリアウーマン
まなみ(25歳)キャリアウーマン
本編の一部を立読み
「悠くん、すごい……」
指先に触れる男肉の存在感に、志津香は圧倒されていた。太く逞しい男根は、二十センチくらいはあるのではないか。
「ああっ……だって、おかしくなっちゃいそうだったんだ」
「そうだったの」
志津香は屹立するペニスに、五本の指を絡めた。
ゆっくりシュッシュッと擦ってみる。悠斗は震える吐息を漏らし、眉を八の字に寄せた。
「どう、悠くん。これでいい?」
男性器に触れるのは、夫が亡くなってから初めてだった。その相手が息子だということに、不思議な喜びをおぼえる。
この五年、仕事に打ちこんできたのは、夫への想いが残っていたからだ。
いくら求めても、亡くなった夫が戻ってくることはない。それはわかっている。
優しく声をかけてくれた男性も、何人かはいた。それぞれ素敵な人だったし、信じられる相手だった。
それでも志津香は、新しい恋を選ぶことはしなかった。
夫への想いは断ちがたかったし、なにより、悠斗が傷つくような気がしたのだ。
息子が成長し、自分の元を離れるまでは、新しい恋は必要ない。そう思って生きてきた。
(まさか、悠くんとこんなことするなんて……)
亡くなった夫に操を立てつづけ、ようやく一歩を踏みだしたと思ったら、相手は、少しずつ夫に似てきた息子だったということだ。
(私はやっぱりまだ、昌治さんを忘れてない……)
きゅっと胸が締めつけられる。心に秘めた夫への想いを解き放つように、志津香は悠斗のペニスを擦りあげた。
「あっ、あっ。いいよ、ママ。もっと……さわって。直接」
悠斗は自ら両手を下げ、パジャマ代わりに使っているニットのハーフパンツを引き下げる。
息子の下半身が剥きだしになる。ハーフパンツと一緒にブリーフも引き下ろしたのだ。
どきりと胸が弾む。志津香は視線を落とし、息子の下半身を見た。股間ににゅっと反り返った男根が見えた。
やはり二十センチ近くはある。隆々と屹立した肉竿は、記憶にある悠斗のペニスとはまったく異なるものだった。
(つい最近まで、一緒にお風呂に入ってたのに……)
小学校四、五年生くらいまでは、よく一緒にお風呂に入っていた。あのころはまだ、つくしのような可愛らしいオチン×ンだった。
今、股間で反り返っているのは、間違いなく大人の肉竿だ。
つい最近のことのように思うのに、月日の経つのはなんと早いのだろう。悠斗はすっかり成長し、愛実という恋人もいるのだ。
息子が自分の元から離れていく日も、そんなに遠いことではないのかもしれない。
急に寂しさがこみあげてくる。
志津香は右手で悠斗のペニスをそっと握る。
熱く昂ぶった男性器官の熱が、指先を痺れさせる。指先にちょっと力をこめてみる。肉竿は、コチコチに硬直していた。
(こんなに硬いものだった?……)