単身赴任の蜜夜
本販売日:2004/04/23
電子版配信日:2007/08/01
本定価:628円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-1275-0
「抱いて……今は、あなたしか欲しくないの」
罪悪感を振り払うように女体を押しつけ、囁く部下の若妻。
「私、今夜は淫らな女になってもいい?」
羞じらいに瞳を潤ませ、豊麗すぎる身体でしがみつく熟妻。
人肌恋しい夜、29歳と39歳、二人の人妻と隠し持つ秘密。
単身赴任先は、心も欲望も癒される最高の楽園!
みく(29歳)人妻
まき(39歳)人妻
ひとみ(20歳)女子大生
本編の一部を立読み
「気持ちいいわ」
ピラミッド型の、Dカップはあるだろう、ゆったりした乳房を揉みしだくと、真紀は甘い喘ぎ声をもらしはじめた。手に吸いついてくるような、熟した女ならではのなめらかな手触りである。揉みたてながら淡いピンクの乳首を口に含んでしゃぶると、真紀の喘ぎ声が大きくなった。丹藤の口のなかに、真紀の香りがひろがっていく。
右手を下に伸ばし、少なめの縮れ毛を撫でつけながら、探り当てた秘裂に指をあてがってみた。そこはもう蜜が溢れて、しとどに濡れそぼっていた。しかも肉が蠢き、どこまでも深い海のようだ。
「アン……アアアアン」
指を蠢かせて柔らかな肉唇を擦ると、真紀の喘ぎは少しずつ激しさを増していった。
「入れるよ」
耳もとで囁く。真紀は大きくうなずいた。
丹藤は布団を跳ねあげ、むっちりとした熟女ならではの白い両脚を折りたたんで、剥きだしで控えめに口を開いている赤い淫裂、人妻とは思えない美しい割れ目に硬直した肉茎をあてがった。それだけで亀頭はズブリと膣にめりこんだ。
「はあん」
安堵したような喘ぎをもらし、真紀は小さく上半身をのけぞらせていた。丹藤も、肉茎から下半身に真紀の温もりがひろがっていくのをはっきりと知覚した。
「うれしい」
甘い声で呟き潤んだ目を向けてきた真紀が、かけがえのないほど大事で愛おしい存在に思えて、丹藤は体を重ね、強い力で抱き締めていた。
腰に力を入れると、膣が蠢いて肉をどんどん呑みこんでいく。それに逆らうように、ぬかるみのなかでゆっくり肉茎を抜き差しすると、真紀の反応は急速に上昇していった。
白目の部分が多くなり、眉間には縦皺が深く刻まれている。真紀は官能の波に呑まれかけているのだった。
「気持ちいいです」
「おれも最高に気持ちいい」
「あああっ……はああああん……」
脂ののった白い肩を波打たせ、大きく張ったお尻を恥ずかしげにくねらせながら、真紀はすすり泣きの声をもらしている。こんなに艶っぽい女の声を丹藤は聞いたことがなかった。切なくも美しい、嗚咽が丹藤を夢見心地にする。しかも、そんな自分の声など耳に入ってはいないらしく、荒れ狂う官能のうねりに身を任せているようだ。
「ああん……あなた、素敵……」
喉に絡まったような掠れた声をあげて、真紀は激しく身を揉んだ。ぬかるみのなか、膣の襞々が肉茎を絞るように絡みついてくる。快美な波のうねりは高さを増し、それまでは波に乗っていた真紀の女体は一気にバランスを崩していった。