合コン行ったら姉がいた

本販売日:2021/12/17

電子版配信日:2021/12/17

本定価:880円(税込)

電子版定価:880円(税込)

ISBN:978-4-8296-2159-2

シチュエーション

生き別れの姉を恋人にして――ヤリ捨て復讐暴虐!

衛寺院真衣――俺を捨て幸せになった生き別れた姉。
合コンお持ち帰りで処女奪取! チョロエロ可愛い
身体をイカせまくる偽装【年の差幸せ恋人生活】!
生セックス同棲に、××に夢中にさせアナル征服し
て告げる相姦真実! だが姉には秘密があった……。

本編の一部を立読み

☆復讐の愛☆
「嬉しいよ。真衣姉さん」

「え」
 真衣の笑顔が途中で止まる。戸惑いの様子が眉に現れる。
「あ、前の会社で言ってた冗談の続き? もう、こんな時に――」
 思いついた、というように軽い批難を込めて彼女が言う。
「いいや、姉さん。もう忘れちゃった? あなたには一人いたでしょ? 弟がさ。前も言ったよね」
「っ? は、へ?」
 混乱と、驚愕。なぜ。どうして。今? そんな単語が真衣の表情に表れては消える。
「嫌って、厭って、殴って、見捨てたでしょ?」
 ここから、たっぷりと、守人は間を取った。姉が自分で答えに辿り着くまで。
「ちが、それは、え、あ――――――――あ?」
 様々な表情が、美しい顔に行き来して、呆けたように口を開けた状態で止まる。
 ――どうしてそれを、彼が知っているの?  その認識に真衣が辿り着くのを待ってから、今まで恋人と思っていた相手と何をしてきたのかを顧みるまで。
「守人だよ、俺は」
「――――――――――――――――――は」
 ぼう、という顔に、恐れのエッセンスが垂らされた。
 これまで恋人との明るい将来を見据えて行ってきた愛の交歓が。
「今まで、姉さんは弟のち×こでひいひいよがっていたんだよ」
 おぞましい近親相姦の数々であったと、守人は容赦なく突きつける。
「う――――そ、嘘っ、い、うそっ!」   
 ば、と胸の中から身を退く姉の背中を、がしりと守人は捕まえる。
「ひっ、いや、うそぉっ!」
「嘘なもんかよ! 今だって!」
 守人の手が容赦なく真衣の服を剥く。左の乳房がぶるっ、とこぼれた。
「こんな犯される気満々の姿でやってきてるんだろうに!」
「…………! いやっ、いやぁぁあっ! 待って、待って、やめてぇぇ!」
 認識に心が追いついたのか、真衣の叫びが必死さを帯びた。
 半裸となった状態で懸命に後ろを向く彼女の尻もまた、その夜着が災いし、半分はだけた状態だ。
「逃げちゃ駄目でしょ、姉さんっ!」
 守人の指が剥き出しのショーツにかかり、ずり下げる。何度も弄んだ真っ白な尻が現れる。
「やめてっ! お願い、もり、もりとっ! っ!?」
 守人。
 十年以上ぶりに叫んで呼んだ、弟の名前。その事実自体に、真衣が硬直した。隙を逃がさず、守人は姉の体をベッドの上へと力ずくで放った。
「あうっ…………ひっ! あぁぁっ!」
 四つん這いの状態で一瞬呻いた真衣は、次の瞬間、自身の背後に守人が覆い被さったことを感じ取った。
「いくら叫んでも、この部屋防音しっかりしてるんだよね? 俺の部屋なら誰かが聞いてくれたかもしれないけれど」
「ま、まっ……あぐぅっ」
 守人は肩を掴んで、姉をベッドへと押しつける。今彼女は、剥き出しの下半身を彼に晒している状態だ。
「どうして、どうしてなの、ほんとうなの、本当に守人……!?」
「聞くことかよ、それ。自分のそのでっかい胸に聞いてみれば? って感じだけど、まあいいか」
 守人は顔を真衣の耳へと寄せる。一言一言、はっきりと告げてやる。
「姉さん、あんたに疎まれて、見捨てられて、俺がどんだけ地べた舐めたと思ってる? その間、あんたは! 俺を生贄にして手に入れた家で! ぬくぬくと育ってたんだろ!」
「――――! あ、ああ、ああああ」
 叩きつけられた言葉の刃に、真衣の顔がみるみるうちに歪む。断罪の気配に、彼女の体が染み入るように罪を意識する。
 全身から力が抜けていく感覚に、真衣は抗えずにいた。
「はっ、姉さんときたら――――こんな状況で濡れてるとはね」
「っっっ!」
 真衣の顔色が蒼白になる。
 無理もない話であった。ほんの十数秒前まで、彼女は将来を恋人と誓い合い、幸せなセックスをするつもりであったからだ。
 心の通じ合った性交。
 通じ合っていると思っていた。
 交わし合っていた想いの片方は、怨恨だった。

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