彼女とカノジョの事情 憧れの乙女は男の子!?

著者: 嵩夜あや

本販売日:2016/04/18

電子版配信日:2016/05/16

本定価:748円(税込)

電子版定価:748円(税込)

ISBN:978-4-8296-6359-2

シチュエーション

「紘子さんって、男の子だったの!」
憧れの美少女の正体は――女装少年!
引っこみ思案な美夜と元気いっぱいな
エルは真実を知ってなお、恋心は消え
なくて……勇気をくれたアナタがやっ
ぱり好き! 露出デート、ご奉仕競争、
前も後ろも二人で処女を捧ぐ初夜3P。
彼女×カノジョの学園恋愛ハーレム!

本編の一部を立読み

☆素敵な乙女からの脅迫☆

「勝手に私たちがいやらしいことをしていたと思いこんで、勝手に逃げて……で、勝手に自爆して、勝手に追いつめられた。面白いわね?」
「えっ、じゃあ……わ、私の、思い違いなんですかっ?」
 そこで紘子が「そうだ」と言えば、コトは丸く収まるのかも知れない――けれど。
「…………残念ながらね」
「で、ですよねー……」
 実際にはやっぱり事後だったわけで、それを考えると釘を刺すという意味でも、美夜を無罪放免というわけにはいかなかった。目撃者には目撃者の、犯罪者には犯罪者の逃れられないサガというものがある。
「ではそんなわけで、頑張ってあなたのいやらしい写真を撮りましょう……♡」
「がっ、頑張らなくていいですうっ! 鬼です! 悪魔ですっ……!!」
「平気でしょ。無理やり犯されるとかそういう話でもないんだし」
 女装をしていたのは好都合だった。こんなことを男の姿でしていたら、それこそ美夜は絶望から戻ってくることもできないだろうから――紘平はそう思った。
「簡単よ。あなたはスカートをめくり上げてパンティを見せる。私がパンティを下ろして、いやらしい写真を撮る……ね、簡単でしょう?」
「簡単じゃありませんっ!! そんな子どもお絵かき教室みたいに済ませないでください……」
「……簡単に済ませた方が、あなたの心にダメージがなくていいかなって、そう思ったんだけど。そこまで言うならしょうがないわね」
 そう言うと、紘子は美夜を書棚に押しつけると、いじわるそうな表情で微笑んだ。
「えっ、あの……」
「静かにしてね?」
「えっ、あ……っ!?」
 次の瞬間、美夜の身体にぞくりとした感覚が奔った――気づけば、スカートの上から紘子の指先が太腿を撫で上げていた。
「んっ……」
 ただそれだけのことなのに、美夜は困惑を隠せなかった。なんとなれば、その指先が美夜にいやらしい愛撫を連想させるものだったから。
「……ふふっ。実はもう濡れてるんでしょう? だから写真を撮られるのがイヤだったのよね」
「ふ、不本意ですっ! そもそも、誰だって、いやらしい写真はお断りで……ひゃうっ!?」
 美夜の抗議をにこやかに聞いている紘子。けれど、まるで別の生き物のようにその腕が動いて、スカートの中に這い入っていた。
「ほら……やっぱり濡れてるじゃない。素直になったら?」
「ふぁ……っ、やめ……あうぅ……!」
 パンティ越しに、紘子の指が美夜の秘裂へと押しつけられると、クロッチを通してじんわりと愛液が沁み出してくる。ぐにぐにと優しく揉むように愛撫すると、布地と粘膜がこすれ合って、にちゅにちゅと湿ったいやらしい音を立てる。
「あ、あぁっ……ふぁ、やっ、立って、られなく……ぅ……!」
 まるで紘子の指に操られるように、美夜が腰を浮かせてうねる切ない表情をたたえて淫らに腰をうねらせるその様子は、元々清純そうな少女であるだけに、異様ななまめかしさを醸し出す。
「ほら、どうするの……ここでイッてお洩らししちゃおっか? 写真をバラまいたらきっと学園中の噂になって、恥ずかしくて登校できなくなっちゃうわね」
「やっ、やですぅ……そっ、そんなのぉ……ふぁあ……っ!」
「じゃあ、ほら……スカートを両手で持ち上げて?」
 与えられる恥ずかしさと気持ちよさとで美夜は混乱する。言われるままにスカートを両手でつまみ上げると、その下から色白で柔らかそうな下腹部、すらっと伸びているがボリュームのある太腿と、少しいやらしい染みのついたパンティが現れた――。
「いい子ね……そのまま」
 紘子は両手でパンティのサイドに指を入れると、そのままするると膝上まで引き下ろす……ふわっとした熱と一緒に、美夜の茂みが外気にさらされると、その場所はいやらしい雫でてらてらと光り、糸を引いていた。
「こっちを見て……?」
「はぁっ、はぁっ……ぁ、はぁ……っ……!」
 美夜は昂奮で上気し――頬を赤く染めると、呼吸が浅く、熱くなっていく。
 紘子は無言でデジタルカメラを取り出すと、レンズ越しに狩人のように刺さる眼差しを投げかけ、シャッターを切っていく。
(やだ……私、こんなにもいやらしいこと……!)
 ピッ、という電子音を聞いた瞬間、美夜は自分の下腹でじゅわっと愛液が分泌するのがわかった――それがなおさらに、自分を昂奮へと駆り立てていく。
 やがて美夜が、それが強制からだったのか、望んでそうしているのかがわからなくなってきた頃、紘子はカメラをポケットにしまいこんだ。
「……もっとして欲しい、って顔してる」
 艶やかな微笑みを添えて、紘子は美夜の耳元でささやき……そのまま腰を落とすと、露わになった美夜の秘裂にフッと、息を吹きかけた。

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