奴隷秘書室

「ひいいっ……ああっ、そ、そんなっ……」ズルリと亀頭を花口にあてがわれた葉月が悲痛な叫びをほとばしらせた。「……ああっ、や、やめてっ……ゆるしてくださいっ……そ、そんなこと、いやですっ……」
大勢の男女が見ている前で、獣じみた惨めな格好で犯されると知って、葉月は声を慄わせて泣き叫び、双臀を左右にのたくらせて悪魔の矛先から逃れようともがいた。
「逃げるなッ」
宗臣はのたくる双臀をガシッと押さえつけた。
ズブッ、間髪を入れずに亀頭が花口を突き破り、野太い怒張が双臀のあわいに吸い込まれるようにズブウウウッと肉壺を刺し貫いた。
「ひいいいいいっ……」
葉月は泣き濡れた貌を虚空にさらして悲鳴をほとばしらせた。
「ふふ、やすやすと咥えこみおって、どこが嘘じゃ。オマ×コがグジュグジュ濡れて灼けるほど熱いぞ。昨夜、いやというほど精を射込まれて、すっかり儂の魔羅に馴染んだな。嬉々としてキュウキュウ食い締めてきおるわい」
根まで埋め込んだ怒張を揺すりたてながら宗臣が嗤った。
「……ち、違うっ……そ、そんなことないっ……」
そう叫びながらも、葉月自身が慄然としていた。昨夜の挿入時には痛みさえ伴った宗臣の怒張をすんなりと受けいれてしまっている肉体の変化が信じられなかった。
もちろん人並みはずれた宗臣の怒張である。息がつまらんばかりの圧迫感と、身体を文字通り串刺しにされ、男根に支配されてしまったような拡張感は変わらない。だが、怒張を一分の隙なく埋め込まれた花芯からジーンと痺れるように背筋に広がる感覚は、すでに甘くせつない官能の色合いを帯びていた。
（……ああ……ど……どうして？……）
立ったままの排尿という死にもまさる恥辱を受けたばかりだというのに──葉月は激しく戸惑った。その戸惑いの底から、淫らに啼き狂わされた昨夜の羞ずかしい記憶がよみがえり、葉月の心に不安と恐怖が広がる。
「どうした？　妙におとなしくなりおって。ふふ、それは早く嬲ってという誘いか」
葉月の混乱を見透かした宗臣が叩きつけるようなストロークで抽送を開始した。
「い、いやっ、やめてっ……ああっ、し、しないでっ、あああっ……」
ズンッと子宮を貫かんばかりに花芯を抉りぬかれると、葉月の口からはこらえようもなく淫らで羞ずかしい啼き声が噴きこぼれてしまう。
「ああっ、だ、だめっ……あひいっ、ゆ、ゆるしてっ……あうっ、あうううっ……」
ズンッと刺し貫いては、グリグリ子宮口を抉りたてるように腰を揺すりたてられる。昨夜、いやというほど教え込まれた、腰骨までが灼け痺れる快美な刺戟をこらえられる道理はどこにもなかった。
（……ああっ、人に見られて……こんな獣じみた格好で……ああっ、な、なぜなのっ……羞ずかしいっ……）
どうしたものか、羞恥を意識すれば意識するほどに快美な感覚はより高まっていった。葉月は自分の肉体の浅ましさを憎みながら、宗臣の強靭な責めに翻弄され、きざしきった淫らな啼き声がどうしようもなく噴きこぼれてしまう。
「あっ、ああっ……あひっ、だ、だめっ、だめですっ……あひいっ、あああっ……」